先のことを考える
5年後、1年後、明日のことさえ私には見えない。
だから、どちらかというと「むやみに考え不安に思っても仕方ない」と考えてきた。
だが、大人として生きる中で、精神面だけでなく経済面についても「どう生きていくか、つまり、どう備えていくか」を考えることが増えたように思う。
コロナに加えて、現在の世界情勢。
昨日行けた場所に今日行けるか分からない、
今日買えた物が明日も買えるか分からない、そんな時代。
生活に大きな余裕はなくても、
これほどまでに仕事があること自体ありがたい、
お金が少しあるだけでありがたいと感じたことはない。
止まらない値上げ。
もう、きっとみんな、余裕なんてない。
妊活についても考える。
正直、コロナ禍での妊活に不安を覚え先延ばしにしてきたが、そうも言っていられない。
こんな世界情勢で子どもを育てていけるか?疑問もある。
先が見えないのは当然のこと、不安があるのも当然のことだと思う。
どこかで委ねる気持ちがなければ妊活・出産・子育てはできないだろうな。
この目で見てOKと確信を持ってから次へ進もうなんて、きっと無理。確信を持つ前に寿命が来るだろう。
進むと決めたなら、進む。信じて進むだけ。
私が生まれた頃だって世界は混沌としていて、失われた時代だと、過去は良かったと言われていた。
それでもこうして大きくなることができた。
命の誕生は素晴らしい。それは変わらない真実だと思う。
自分のことだけ考えれば、働きたくなんかない。
しかも長時間、家のことと仕事との両立は、今のわがままな私にはできそうもない。
けれどもし子どもを授かったなら、きっと私は動けるだろうと思う。
自分のためじゃない、目の前の命のためなら。
体さえなんとか動けば、命を生かすために、フルタイムパートぐらいは頑張ろうと今は考えている。
本当に、雇ってもらえるだけで、仕事という居場所があるだけで感謝な時代だから。