帰ってくるところはいつも同じ
モヤモヤ期間に突入している。
いつもならホルモンバランスなど適当な理由を見つけて放っておくのだけど、今回は丁度いい理由が見つからない。
悩んでいるんだなと認めざるを得ない。
夫への不満から、夫婦の関係で悩んでいるんだと気づく。
外に相談すれば、私が責められないように話してしまうから、夫の問題だと言ってもらえる。あなたは悪くないよ。頑張りすぎだよ。旦那さん厳しいよと。
私ってずるいなと思う。自分でも、何が真実で何が問題か、客観的に見ていないし、分かっていないんだろうなと思う。
夫の問題、夫婦の問題としてきたものが、実際には、私自身の問題だということに気付く。
結局、いつもこうだ。
夫を心の中で責めるときにいつも思う。
「自分はどうなんだ?」と。
先に変われ。そう思っている自分。
自分が先に変わる。自分が先に譲る。自分が先に受け入れる。
どうしても、それが、できない。
謝ってほしい。
じゃあ、私の謝るべきことは、ないのか?
……ありまくる。でも、謝れない。認められない。
自分はいいけどお前はダメだ。そんな理論が通じるだろうか?私はそれを相手に許さないのに。
結局、自分の問題で、
自分の中に消化しきれない思いがあって、
向き合っていない問題があって。
職場の人に言われた。
「一つだけ言わせて。親は、わかるから。この子、幸せそうじゃないなって。親には伝わるからね。」
この言葉が胸に響いて、涙が出そうになった。
相手のことを責めているうちは、私は幸せになれない。幸せを感じられないから。
相手を責めると、最悪の結果、つまり離婚なんていう恐ろしいワードも平気で頭に浮かんでくる。
離婚経験者は言う。その先に楽しいことが待っているから。自由が待っているから。
それもひとつの道。否定はしない。
けど、私はそれを望んでいない。家で夫と笑い合ったとき、幸せだなって思うから。この人は大なり小なり私を受け入れてくれている人だって思うから。離婚なんて言葉、もし私の口から出たら、寝耳に水なんじゃないかって思えるから。
私はグレーを好まない人なのかもしれない。グレーでいちゃいけないって思っているのかもしれない。
わからない、じゃダメなんだって。
でも実際は、グレーだらけだ。
どうしたら夫婦関係が改善するか分からない。
どうしたら夫の顔色を伺わないでいられるか分からない。
子どもを授かりたいと心から願っていないのに妊活をしていいのか分からない。
そのことをなんて夫に切り出していいか分からない。
白黒つけたい。でもそれができないから、苦しんでいるのかな。
別の知人、私のことを心配してくれている人に言われた。
「わからないならわからない、でいいんだよ。わからないって言っていいんだよ。」
「大丈夫。人は成長する。」
30代を前に、自分自身で考え、感じ取って、納得して選びとっていく時なのだと感じる。
私は光の差す方向へ進みたい。
暗闇の中、本当に怖いけれど、その中でほんの少しでもいい、光っている方へ。
今までの私の人生は、ヒントになるだろうか。
わかんないや。そう思いながらでも、歩んでいくしかない。いや、そう思いながら歩んでいけばいいんだ。そう、思えるようになれたら、な。