パート主婦のミニマムブログ

日々の素直なつぶやき集

大人の虚しさ

大人として生きるうちに
誰かに何かを相談することができなくなっている気がする。

みんな一人一人置かれている状況が違うとわかっているから。

自分のことで精いっぱいで、むしろ私の状況のほうが、相手より恵まれているかもしれないと思うから。

話しても共感してもらえるとは限らないと思ってしまうから。


子どものときや学生時代は、なぜあんなに人に相談できたんだろう。

それはきっと、人を信じていたからだ。

きっと分かり合える。
きっと分かってもらえる。

人への信頼。

そして人と人との絆は確かにあるという信頼。



虚しい大人になったものだと思う。

言い訳かもしれないけど、コロナ禍でこうした感覚は加速した。

大切な人に会えない。
顔を見れない。
状況がわからない。


たまに連絡をとってみても、
相手から近況を聞かれたら、 「うん、元気だよ」と答えてしまう自分。

そしてもうひとつ、

大人になって抱えている問題や課題は、根深いものが多い気がする。

偏差値を上げるにはどうしたらいいかとか、
隣のクラスの子にアドレスを聞くにはどうしたらいいかとか、
そういうことではなく、


生い立ちに深く関係していたり
正解など存在しなかったり
長期的な目で見ないとわからなかったり


今更言っても遅い、そういう諦めの気持ちにもなったりする。

昔は大人に憧れた。大人は逃げられるから。
子どもはいじめられても滅多に転校はできないし、幼稚園や小学校を辞めることはできない。

当時の、大人は楽だ。という感覚は、今でもハッキリ覚えていて、それを否定することは決してしない。
大人は逃げられる、というのは、私は事実だと思っているから。


でもね。
あの頃の自分へ言いたい。

あなたの素直さ、真っ直ぐさ、心の柔らかさ。
人を受け入れる心、積極的な姿勢、明るい態度。

それは子どものあなただからこその、財産なんだよ、と。

ずっとあの頃のままの私でいられたら、どんなによかったか。

この世界を眩しいぐらいに信じられたら、どんなに素晴らしいか。

自分の闇すら自分で抱きしめられたらどんなに励まされるか。


大人ってなんだろう。

私は一生、悩み続けていくんだろうか…。