命の尊さを感じられる、喜び
子育てをしていて、これは自分のためだなぁと感じることがある。
命の尊さ…よく聞く言葉だけれど、それを今、実感として覚えられるから。
周りの子どもが可愛く見えるようになった。幸せを願えるようになった。いとおしいと思えるようになった。
そして子どもの背後にいる親の思いを想像するようになった。
どれだけ愛し、心配し、幸せを願い、命をいつくしんで日々ともに歩んでいるか。
育児は決して簡単なことじゃない。楽なことでもない。終わりもない。正解もない。休憩もない。
悩みながら、涙しながら、愚痴を言いながら、毎日毎日、過ごしていること。
親のすごさ。ママのすごさ。
すべて、自分が親になって初めて、感じられた。
たまにこの子にどんな「喜怒哀楽」が用意されているんだろうと思うことがある。
楽しみ半分、心配半分。
この子が誰かに傷つけられることが怖い。この子が誰かを傷つけてしまうことが怖い。
でも必ず、そのときは訪れてしまうんだよね。自分がそうだったように。
怖いもの知らずだった。平気で人を傷つけていた。たくさん失敗した。
それも、生きていた証拠。
私は失敗することもその子の権利だと思っている。
だから失敗しないようにと手を貸すことは必要ないと思う。
でも、子どもが傷ついたり悲しんだりするのを目の当たりにするのはつらいな。
親として、これから少しずつ、練られ、成長していくんだろうなぁ。
命の息吹に感謝。
出会いと別れの季節。さみしさもあるけれど、きっとまた新しい出会いがある。
ひとりじゃない。ふたりきりじゃない。そのことに、感謝。
ゆっくり、一緒に、成長していこう。