傷つける
言葉はガラスだなぁ
相手は自分の心を何気なくトンッて叩いただけの感覚なんだろうけど
それこそ触っただけだよって言うんだろうけど
こっちの壁があまりに薄くて脆くて
心の壁を簡単に突き破って突破されて
振り下ろされた拳にはガラスの刃が握られていて
グサッて確かにその刃は私の中に突き刺さって
細かなガラスが刺さっても
静かに流血しても
あなたは気付かない。
涙はなんとかこらえたよ。
そんな小さな出来事、あなたの中ではもう何でもないから。
大人ってダサいなぁと思う。
子どもの頃は傷ついたり悲しくなったり怒ったりしたらそれを表に出して喚いたり泣き叫んだり相手を罵倒したりできたのに
「大人になった」それだけで、
涙をこらえ 怒りを鎮め
まるで何もなかったかのように
次へ次へと進んでいく。
ガラスの刃が突き刺さったままで
血を流したままで
生きていかないといけないのかな
相手は何も変わらないから
自分が自分がと、自分を変え続けていかないといけないのかな
クリープハイプの『傷つける』をききながらふと考える
貴方にも貴方なりの考えがあるのかなぁ
とにかく私は私の感じたことを大切にする
私は私で在るのだし
こうやって傷ついたってこと 傷つけられたってことそれは真実。
そのことすら大切にする。
私は私を大切にするから。
私と貴方は違う人間なんだってことを自分に刻み込む。
理解してくれなんて思わない。
私も理解しないから。
ただ私は、譲ったり自分を失ったりしたくない。
私が、私を大切にする。