今年の振り返り

何気ない毎日が、今は幸せだと思える。

ソファや椅子から、窓の外の青い空を見つめるとき。

晩ごはんのメニューを考え、微調整していき、
コメを研ぎ、汁物、サラダ、小鉢、そしてメインと完成させていくとき。

夫と、何気ない会話から笑いが生まれるとき。

ずっと、こういう幸せだと感じられるわけではなかった。
今年はむしろ真逆の日々だった。

結婚生活の意味って？
夫婦でいる意味って？

自分自身の弱さ
どうしようもない愚かさ

「毎日行って帰ってくるだけのこの生活に、なんの意味があるんだろう？」
そう思ってしまう時の、景色の味気なさ。色味の無さ。

仕事も家事も料理もすべて惰性。
人との関係も淡白で、最小限で。
喜びなんてない。
誠実なんて、蚊帳の外。
「いい人でいたい」と思えた過去の自分が信じられないくらい。

コロナの影響は、私にも確実にあったと思う。
「人との関係」に距離を取らざるを得なかった期間。

じわじわと、心は乾いて、乾きを潤そうと大量摂取した塩分や糖分で、自分自身はますます醜くなっていったんだと思う。

11月あたり。回復へと向かっていったかな。
なんでかは分からない。自分の力や知恵じゃないから。

今は、今年いちばんベストな状態。
毎日が楽しい。
丁寧に暮らしたいと思う。
小さな幸せを大切にしたいと思える。

。。。

今年学んだこと。
自分はいくらでも落ちれる。
簡単に落ちるところまで落ちてしまう。

けど一方で、「自分で自分を変える」ことはできなくても、「少しずつ変えられていく」ことはできると思える。

来年の抱負なんて大きいことは言えない。
ただ、己の弱さを常に認めながら、毎日、ゆっくりと、幸せをかみしめていけたら。