謙虚さを忘れていた
結婚する前の決意表明を見た。
決意表明というのは、私の1枚のメモ書きのこと。
結婚する約1ヶ月前に記していた、当時の気持ち、結婚生活への希望、こう在りたいという願いだ。
ー贅沢に慣れないこと。
ー感謝し続けること。
ー小さなことに文句とか不平不満を言わないこと。
耳の痛い言葉ばかりだ。
いったいいつ頃から、この決意表明を忘れていただろうか?
忘れるどころか、足りない部分に目を向けてぶつくさ言ったり、夫や周囲の人たちへの怒りや不満を心の中で(時には声に出して)叫んでいたのだ!
砕かれないといけないと思った。
新生活が始まる前に。
謙虚さを忘れて何もかも分かりきったように歩く若者は、まるでハダカの王様のようかもしれない。
もっと知ればいいと思う。
自分の未熟さ、足りなさを。
…
謙虚に歩いた先にあるものと、
虚勢を張って歩いた先にあるものとの違いを思う。