パート先で見せる顔
パート先で出会う方々。
知り合って、話しをするようになって、一緒に仕事をするようになって。
なんとなく、相手のことを知ったような気持ちになる。
その人のいいところも弱点と言えるようなところもわかったような気になる。
でも実は、そんなことないんだろうな。
わたしのことを振り返る。
どれくらい、パート先で自分のことを見せているだろう。
これくらい、とは言えないが、決して全部ではない。大部分でもない、と言える。
あなたってこんな人だよね。
もしパート先の人にこう言われたら、あなたから見たら、そうなんですね。…と思うだろう。
パート先で、出会う。
不思議な関係性だ。
引っ越してしまえば、退職してしまえば、二度と会うこともないような関係性。
でも、そこで仕事をしている限り、わたしも相手も辞めない限り、シフトが重なれば必ず会って、関わる人たち。
わたしの見せる顔はどんな顔だろう。
表面的にでも、明るく振舞っているつもりだ。
心の奥にある悩みも、頭の中にひっかかっている出来事も、将来の展望も、パート先で表に出てくることはない。
だからどうということもないが、不思議だなぁ、と感じながら働いている。