〖パート〗辞める職場で学んだこと
先日書いたことですが、辞める理由は複数あります。
物理的事情の他は、個人的な不満や疑問です。
今の職場は、私自身が「どんなことを許せないと思う人間なのか」を教えてくれました。
それはー
職務と感情との混同です。
また、
職務上の責任の範囲とやる気・根性論との混同です。
以前よりブログ内に登場している、例の“受け入れられない上司”ー
彼は、色々と、混同してしまう人でした。
お気に入りか否か、自分が思った通りに動くか動かないかで、シフトを増減させてしまいます。
…職場で働く人の背後にいる家族の存在、収入の意味、介護や育児などの家庭事情まで想像できないようでした。
立場は関係なく、全員が同じ責任を担うべきだと、過剰な責任を押し付けてしまいます。
…パートやアルバイトの職務上の責任範囲を理解していないようでした。責任を担わない=やる気がない という態度でした。
充分な説明も無しに責任のある仕事を押し付けた結果、自分の思った通りにならなかったら、過剰に叱責します。
…自分はこういう性格だから、という理由で周囲を納得させていました。
私は、こういったことを、スルーできませんでした。
中にはいらっしゃいます。
「彼はそういう人だから」と割り切れる方。
「つらい、つらい」と言いながら働き続ける方。
私には、できませんでした。
こんなことをおっしゃる人もいました。
「パートは、上から指示されて動く立場だから、やれと言われたらやるし、自分から意見したり異動を願い出たりすることは、私はしない。できない」と。
そうでしょうか?
私は、そうは思いません。
会社組織は、彼の城でもなく、所有物でもないのです。
彼もまた雇われた1人の責任ある立場なのです。
その責任を果たせないとしたら、彼の契約そのものに問題が発生するのではないでしょうか?
問題をはらんでいない職場はないでしょう。
しかし、問題を問題とせずに、見過ごしてしまえば、誰かが困り傷ついたまま、事態は何も変わらず、会社内に悪が蔓延してしまうと思います。
よいパフォーマンスは生み出せず、その会社の成長はないと思います(小さな小さな組織なので、余計にそう感じるのです)。
私はもう二度と、彼と働く気はないですし、働けません。
「そんな人どこにでもいるよ」という声も聞こえてきそうですが、それでも、彼のような人のいる場所でしがみついて働き続ける意味を見出すことはできませんでした。
あるベテランパートさんがおっしゃっていました。
「パートは、仕事以外に担い守るべきものがあるからこそ、パートなんだ。」
私もそう思います。
仕事より、家族の健康、家族の生活が大切です。
そのためにパートを選んでいるのだから、平気でパートの責任を超えた責任を担わせるような職場からは離れようと思います。