子どもから教わることー子どもの素直さ
「これって?」
今朝、私のやり残したことを夫が発見した。
いつもだったらとっさに言い訳を考える私。
でもそのときは子どもにごはんをあげている最中で、比較的穏やかな気持ちだったからか、夫に対して素直に悪いな、と思った。
「忘れた。大丈夫?」と、私が後で処理するつもりで言うと、
「うん、大丈夫そう。お、できたできた」とそのまま処理してくれた。
「ありがとう。」
言い訳でも謝罪でもなく、私の口から素直にお礼の言葉が出た。
夫も、責めたり原因を探ったりいじったりおごったりすることなく、自分のすべきことに戻っていった。
ありがとう。
そう言った瞬間の私の心は穏やかだった。
そして、
ありがとう。
そう言った瞬間、子どもが私の目の前でニコニコ!と満面の笑みを見せてくれたのだ。
「そうそう、それでいいんだよ。」
そんな風に子どもに言われた気がした。
純粋な気持ち。裏表のない思い。感謝。
子どもの心は澄みきっていて、良いことと悪いこと、良い思いと悪い思いがわかるのかもしれない。
日頃、私が思っている以上に、言い訳やぐちや顔や態度や言葉に出ているに違いない。
子どもは見ている、感じている。
改めて、自分の思いや姿勢を振り返り、子どもの前に堂々と立ちたいと願わされた。