親の偉大さ
育児をしてみて感じるのは、子どもは毎日成長していくものの、親のすることは日々代わり映えしないものばかりということだ。
おむつ換え、ミルク作り、授乳。
もう少し大きくなれば読み聞かせ、食事作り、外遊び、寝かしつけ。
そういった日々のサイクルを繰り返して、子どもは大きくなっていくのだろう。
ふと、親の偉大なところはそこにあるのではないか、と感じたのだ。
ひとつひとつは、小さく、取るに足りない、地味なものばかり。
それらを継続すること、
毎日欠かさず繰り返していくこと、
いやでも面倒でも取り組んでいくこと。
それって十分すごいことだ。
小さなものであればあるほど、注目もされないし、褒められもしない。
でもたしかにその日々が、子どもを作っていく。
成人を迎えた子どもたち。
その背景に、18年間という長い期間、陰ながら支え続けた、働き続けた親の存在があるのだなと初めて想像した。
地味でも、大切なことをし続けること。
私もこれから学んでいくのだろう。