取り扱いの難しい感情
それは「怒り」だ。
今日とある本からこんなフレーズを得た。
『怒りは破壊』『怒りは破滅』
なるほど、その通りだと思った。
いつだったか、もう少し若い頃、喜怒哀楽のうち「怒」を捨てたいと考えていた。
怒りは消耗が激しく、大した見返りもないどころかマイナスの穴を掘る。
怒ることで人生がとんでもない方向へ突き進むこともある。取り返しのつかない、最悪の方向へ。
怒ることで起こる心身の変化、現実への悪影響は甚だしい。
怒り
…この感情を私は簡単に捨てられない。
こんなにマイナスだらけと知っていても。
いや、知ることから始めようと思ったのだ。
どんなに自分の身を滅ぼすのかを。
どんなに周りへ悪影響を及ぼすのかを。
許せない人。許せない出来事。私の人生のレール上に、たしかに存在する。
ただ今は、時が経つこと、
そして忘れるか、気にしなくなるか、
そんな日を心待ちにするばかりだ。
穏やかな日々が早く訪れてほしい。