シンプルな服を着ると安心する
私は服を着る前にアレコレ考える癖があるようだ。
組み合わせ方、色味、素材感など、
地味すぎないかな?ダサくないかな?そんなことを無意識的に考えてしまうのだ。
だがひとたび着てしまえば、それがシンプルであればあるほど落ち着き、安心することに気付いた。
ここ最近わかってきた面白さがある。
シンプルな服装は、着る前に見るとどこか頼りなく映る。
食べ物で言えばサラダチキンのようなもので、豪華でないしヨダレが出そうな見た目でもないから、食べても満足できる気がしない。
ところがいざ食べてみると、美味しいサラダチキンにはコクがあり旨味があり、意外と満足できるものだ。
シンプルな服装にも旨味はある。
動きやすいという服そのものの良さが際立つ。
華美でないから自分の目に優しい。
遠くから見ても近くで見ても、人を不快にさせない。
コーディネートとかブランドとかいった複雑なものから解き放たれた気分なのだ。
断捨離と似ているかもしれない。
捨てるまで不安は尽きないが、捨ててみると振り返ることもなくスッキリした気分を味わえる。
シンプルさこそ、実践してその良さを痛感できるものなのかな。