シンプルに生きるため
シンプルに生きるために、必要なこと。
それは、不必要な物を、捨て去ることだ。
何かを捨てることは、勇気、決断、体力が必要だ。
持っていれば深く悩むことはない。
手放そうとするから、労力がかかる。
いっそこのまま、持っていようか。
そんな思いが何度も頭に浮かぶ。
いつか使うかもしれないから。情があるから。大切だったから。
でも、どこかで分かっている。
一生大切にすることなど、絶対にないと。
10年後はもちろん、1年後も、もしかしたら1ヶ月後にはすでに、手放しているかもしれない物。
そんな物を、だらだらと側に置いておいても、良いことなどあるはずがない。
勇気と、決断だけなのだ。
最近、1つ、断捨離したものがあった。
勇気が必要だった。労力も。
最後まで悩んだ。そこには「関係」があったから。
でも私は、決断した。
それを手放すことの意義を、確信していたから。
ズルズルと共に生活するより、手放したほうが、これからの人生がずっと輝くことを分かっていたから。
決断した。決行した。
手放してから、じわじわ実感できるものだ。
手放してよかった、決断してよかった。本当によかった……。
もう二度と、必要にはならないだろう。
手放すことと同様に、「受け入れない」決断も大切だ。
ずっと付き合わないだろう物、思い入れを持てないだろう物、格安だということしか魅力のない物。
自分をどんなにたぶらかしてきても、受け入れてはいけない。
小さな誘惑に心を動かされているようではまだまだだな、と思う。
一度懐に入れてしまえば、また手放すのに難儀する。
シンプルに生きたいなら、簡単に手元に入れないことだ。
今年はそのことを意識して、引き続き手放せる物を積極的に手放していこう。
