パート主婦のミニマムブログ

日々の素直なつぶやき集

弱くなること、強くなること

年をとっていく。
そこには、たくさんの変化があるなと感じる。

わたしの感じている変化を挙げてみよう。


まず、刺激と変化に弱くなっていると思う。
大きな変化は心身がつかれるから遠ざけたい。
大きな声、刺激的な色や柄、ざわつき、ごちゃごちゃ、そういったものはいやだ。

色で言うと、小学生の頃はショッキングピンクが好きだったが、そこから目に優しい薄ピンクや薄紫が好きになった。
今ではピンクもやや違和感があり、ベージュや白が落ち着く(先日残したピンクのスカート2着も、結局手に取らないから、手放す日は近そうだ)。


もうひとつ。
「ありがとう」を始めとする人からのあったかい言葉が、以前よりも心に響くようになった。

言葉の重みを知らなかった頃は、ありがとうだなんてむしろ軽い言葉で、言うのも言われるのも当然!ぐらいのものだった。
感謝なことに、私は人から褒められることも多かった気がするけど、私も人のことを褒めるタイプだったし、社交辞令も大いに含まれていると思うので、ふーんどうも、程度だったかも。

じゃあどうして響くようになったのか?

大人になるにつれ、「この世には実に様々な価値観をもった人がいる!!」という圧倒的な事実を突きつけられている。
そのうちに、昔は当然だった、「褒めてくれること」「話が合うこと」「何気ない世間話ができること」「私をわかってくれること、わかろうとしてくれること」が、実は奇跡に近いことなんじゃないか!?と思うようになったからだ。


どこの世界にも苦情、クレーム、ぶつかりあい、いさかいが絶えないのは、この世には自分と決して分かり合えない人たちが存在しているから…じゃないかな。

そんな難しい世界の中で、偶然出会ったあなたが、私を認めてくれて、たとえばありがとう。とかすごいね。とか頑張ってるね。と言ってくれたり、中には時間を割いて教えてくれたり、一緒の時間を過ごしてくれることに、感動を覚える。


大人は、強くて弱い存在だなーと思う。
弱っていく一方で、頑固で敏感で。
25歳を過ぎてからの数年間は、自分のオトナとしての変化に驚くことも少なくない。

30、40歳になったらどうなってしまうんだろう!

オトナっておもしろい。人生っておもしろい。
いい変化ばかりじゃないだろうけど、時々こういうふうに変化を記録していけたらいいなと思う。