最近のパートのこと─緩やかな人間関係
ここ最近、パート先が落ち着いている。
パート先が落ち着いているから、わたしも落ち着いている。
いや、わたしが落ち着いているいらから、パート先も落ち着いているように感じるのかな。
どちらも、なんだと思う。
3月末までは大変だった。
居場所がないような、自分らしく輝けないような、そんな居心地の悪さがあった。
たとえ短時間勤務でも、勤務のずっと前から気持ちは憂鬱。
あと何時間で行かなきゃ。今日はどんな嫌なことがあるのだろう。そんなことばかり考えていた。
どうして居心地が悪かったのか。
それは、居心地の悪い人がいたからだ。
居心地の悪そうにしている人がいて、その人の周りにはいつも負のオーラが漂っている。
それが上の立場の人だからたまったものじゃない。
みんながそのオーラを恐れ、揺らされ、疲れ果てていく。
疲れると、モチベーションが下がり、問題が生じやすくなる。
負のスパイラルとはこのことか、そう感じる日々だった。
新年度になり、様々な事情で、環境が変化した。
一緒にいる時間の多い上の立場の人。
負のオーラを持つ人から、陽のオーラを持つ人へと代わった。
それがすべての変化の始まりのような気がする。
明るい言葉、笑顔、前向きな姿勢であふれている。
わたしは元々明るい人間だ。
表向きには特にそうだ。
挨拶や何気ない会話を重んじる性格。だから今の職場は天国だ。
おまけに周りの人たちも、そういったことを大切にしようという姿勢を感じる方々ばかり。
いつも明るい笑い声の溢れる環境に置かれ、問題は小さいうちに摘み取られていく。
失敗しても、責めるのではなく、事実だけを共有、対策される。
いい環境だと思う。感謝している。
そして、ある意味、自分を奮い立たせられる環境だ。
今までは、自分への反省は二の次だった。
例えば極端な話、目の前で法に触れる犯罪が行われている中で、自分が誰かについた嘘についてクヨクヨ悩まないのと同じだ。
目の前で、おかしいことが行われていた(と、感じていた)。恐れるものがあった。責任転嫁しやすかった。
でも今は、目の前に正しい(ように見える)人間関係が広がっている。
みんなが誠実に働こうとしている。
やっぱり、そんな姿を見ていると、自分自身に問いかけざるを得ない。
私は、誠実か?と。
決して軽い問いではない。
自分の緩さ、歪み、闇、病に目を向けなければならないことは、決して楽なことでもなく、簡単にできることではないから。
でもこれまでと今、どちらが人間らしいかと言われると、断然<今>なのだと思う。