秋の豊かな風景
散歩をする機会が増えた。
時間に余裕のある現在、できるだけ1日に二度、歩ければいいなと考えている。
歩くのは町内だ。
歩きながら、こんな家もあったか、あんな家もあったかと発見が尽きない。
朝歩けば、青い空に、家々の緑がよく映える。
夕方に歩けば、背の高い木々の間から夕焼けの光が射し込んできて、とても綺麗だ。
いつ歩いても同じはずの町内、決して同じ風景ではないからおもしろい。
空や雲と同じで、一期一会だなと思う。
こんなご時世だし、特段話すこともなく、人とすれ違ってもせいぜい会釈程度。
だが犬と共に散歩する人、洗濯物を取り込む人、庭仕事に精を出す人…
色々な人がいて、違った生活があるのだなと実感する。
冬になる前の今このとき。
散歩を通して秋を楽しみ、豊かな風景を味わうチャンスだ。