恋するように生きられたらな
私がまだ学生だったころ、
よく通っていた図書館の一角に
教育や育児に関するコーナーがあった
わたしは教育に関心があって、毎週のようにそのコーナーに足を運んでいた
育児本はそこまで積極的に読んではいなかったけれど、あるときふと目に留まった一冊がある
『恋するように子育てしよう!』
そのタイトルに素直に惹かれた
かわいらしい挿し絵に、温かでどこか楽しげな文章。まるでポエムのような、優しい呟きたちに、わたしはとりこになるようだった
もし、わたしの子どもが、一般的に育てるのが少し難しいと言われる子どもだったら
決してかるくないテーマ、内容だってそうだ
でもその子どもとの人生を、まるで恋しているように過ごそうっていう考え方がとても素敵だと思った
恋は、甘酸っぱくて楽しくて温かくて
つらいこともうまくいかないこともあるけれど、根底にはいつも相手への「愛しさ」がある
今、結婚して数年たって、一見すると同じような日々が続くだけの毎日
でもたしかにわたしは、わたしの大切な人と暮らしていて、その毎日の中に、豊かさや優しさが溢れている
この毎日を、恋するように楽しめたら…
まるで恋しているときのように夢中になれたら…
ゆっくりゆっくり味わえたら…
お化粧するのも、お買い物するのも、お気に入りの服を着て出掛けるのも、恋の一部だったら……
きっと今よりもっとウキウキしちゃうかもなぁ(*‘ω‘ *)