静かに過ごすことが、必要。
静かに過ごすことの必要性をひしひしと感じている。
テレビを消すこと。
メディアを閉じること。
喧騒から離れること。
静寂が訪れると、自分の中の思考が始まる。
最近考えていなかったことが浮かんできたり、
今気になっていることに思いを馳せてみたり、
過去の懐かしい記憶がどこからか舞い戻ってきたり…
テレビの情報番組の代わりに、クラシックを小さく流してみた。
サティ。
どこか危なげで、不安定で、それでいて心地よいメロディ。
外で張り切って鳴いているセミの声とともに、ピアノの旋律がわたしの心を癒してくれる。
ピアノが終わっても、セミの音は止まらない。
小さな余韻がいつまでも残っているようで、素敵だと思った。
YouTubeではエンヤを小さく流してみた。
母を思い出した。
幼い頃、エンヤを好んで流していた母。
音楽と共に、20数年という長い期間を共に歩んできてくれた母と、その生活を想った。
手紙を書こう。
何か贈り物もしたい、けれどなかなか思い浮かばない。
物の代わりに、思い出を書き連ねて送ろうか。
あの頃、楽しかったねと。
ありがとう、と。