たまに観るYouTubeの動画で、ミニマリストの日常をありのまま撮影している方がいる。
シンプルな生活を送り、出費も最低限のように見える。
その方の日常に登場するのが、歯科への通院。
「医療費が少ない(または医療費への出費が無い)ことは自慢にならない。歯科へは行くべき。」
こういったことを断言されていたのが印象に残っている。
ミニマリストに憧れ、シンプルに生きたい私にとって、どこかハッとさせられる言葉だったのだろう。
歯科通いをやめてから数年。通院しないのだから医療費はかからない。だが、放置していることにずっとモヤモヤがあった。
重い腰をあげて通院して数回。
「行くべき場所に来られた」という安心感がある。
必要な場所にお金を使っているなと思えるから、現時点では出費も痛くない。
歯科への通院は、自己投資なのだろうと思う。
死ぬまで付き合っていく自分の歯。きっと洋服より大切だし向き合うべきことなのだ。
今日はいい天気だった。
歯医者のブースで大きな窓から見た青空は、文字通り青々としていて、元気が出た。
以前よりずっと怖くない場所になっていた。