回想-人の気持ちに応えなかった過去
過去の小さな“恋愛一歩手前”バナシ
清竜人氏の「痛いよ」を聴いていると、ふと過去の小さな出来事たちが思い起こされた
私は全然人の気持ちに応えてこなかったなと
自分の未熟さは認識していたつもりだったけれど、
年齢を重ねていく度に自分の行動の罪深さを思い知らされるようだ
何度か食事に誘ってもらった後、気持ちを伝えようとしている相手との連絡を絶ってしまったこと
同じ実習先で苦労を共にした相手から「まず友達から…」と書かれた手紙に返事しなかったこと
一度お付き合いしてみたはいいものの、どうしても違和感をぬぐえなくて別れを切り出したけど、相手が求めるほどには説明もできずに曖昧にして距離をとってしまったこと
記憶のふたを開けると浮かんでくるあれこれ
いつでも、相手と向き合うのが怖かった
相手の本音を聴くのが怖かった
自分に自信がなかったからか、私のことで本気で悩ませたり想わせたり時間やお金を使わせたりするのが気まずかった
もし、もしも-
あの時々に相手の心の声をしっかり聴いていたら、今はどうなっていたんだろう?
私はまた違った人間になっていたのかな
私の逃げ腰な弱気な中途半端な曖昧な性格にも少しくらい変化があったかな
夫とはお見合いのような形で、お付き合いもそう長くないうちに結婚した
それでよかった
そうじゃないとまた逃げ出すことになってしまいそうだったから
傷つけちゃいけない相手をまた傷つけてしまうから
これ以上繰り返しちゃいけないっていうサイレンはもうずっと前から心の内で鳴り響いてた
こんな私が恋愛したって結婚したって相手を傷つけるだけって思っていたけど、それを覆うくらいの心の孤独があったから、恋愛しない結婚しないっていう選択はできなかった
結婚っていう形で自分の最低な言動に終止符を打とうとしたのかな